芝生代わりに白クローバーを撒いて1年が経ったので感想

子供の頃から芝生のある家に憧れていました。
良く整備された芝生は見栄えもいいですし、几帳面でQOL高そうな印象を与えるように思います。

私も戸建てに住むにあたり、当然のように芝生を植えようとしました。
ただ、芝生って意外と導入ハードル高いんです。
①施工の手間
 → 水捌けのために砂を撒いたり、暗渠を作ったり
②イニシャルコスト
 → ①の費用が気軽な庭いじりの範疇を超えている
③日々のメンテ
 → 毎日の水やり、芝生の為に旅行に行きにくい!?

芝生が趣味ならばいいのです。
ただ、私の場合はというとそこまでの熱量はないですし、何よりズボラ。
そして一番考えたことは
「その場所をずっと芝生にしていたいか」
でした。

今は空きスペースなのでなんとなく芝生にしたいと考えていますが、
ライフステージの変化に伴い
・花壇にしたい
・家庭菜園にしたい
なんてことも考えられるなと思いました。

そうなると「頑張って」施工&手入れを続けた芝生を撤去するというのは心苦しい。
代替案として、あまり手をかけずグランドカバーとして使える植物はないかと探した時に出会ったのがクローバーでした。
公園などで雑草として生えているくらいですから、何よりタフ。
そして土壌改良の緑肥として用いられることもあるくらいで、
単純なグランドカバーとしてだけでなく、プラスαの効果がある。

「これだ!」と食いついたものの、
「多年草なので一度植えたら取り返しがつかない」
「他所に侵食してしまう」
などネットの口コミではネガティブなものが中心でした。

実際に種から育てて1年経過したので1意見ではありますが感想と、
上記の口コミに対する対策などを記事にしてみました。

実際のクローバー栽培はこんな感じ

導入方法・費用

ホームセンターの種コーナーにて緑肥用として300円弱で販売されています。
1袋でカバーできる範囲は公式表記だと5m3。
本来の用途の「緑肥」だと短期間栽培なので過密な方が良いと思いますが、
グランドカバーとしての利用なのでもう少し密度を下げてもOKなように思います。

野菜のように丁寧に種まきは不要です。
軽く浅耕し、種をばら撒き、踏みつければ完成。

踏み付けに強いクローバーですが、
発芽後1〜2ヶ月はやや弱めなのでなるべく踏まないように注意しましょう。

日々のメンテ

豆科の植物は空気中の窒素を利用することができるため、
基本的には肥料は不要です。
また、1年間水やりしませんでしたが問題ありませんでした。

侵食対策

クローバーはランナーという形状で横へ横へと広がっていきます。
ランナーは地中浅く広がっていくので画像のように少し埋め込んだ石などで、
侵食を簡単に防ぐことができます。
少し費用をかけても良いのであれば、ホームセンターで畦板を買ってきて埋め込めばベストだと思います。

こんな時

禿げてきた場合

クローバーは比較的踏み付けに強い傾向にありますが、
成長が鈍る冬場に通り道だった場所などは画像のように禿げてきてしまいます。
こんな時は再び種を撒くのではなく、移植がおすすめです。

まずはお試しに赤クローバーを

メリットの多いクローバーですが、まずは様子見したい。
そんな方におすすめしたいのが「赤クローバー」。
こちらは白クローバーと違い1年草なので、気軽に試すことができます。
種も安価なのでなんなら毎年赤クローバーを撒いてもいいかもしれません笑

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